上級経営会計専門家(EMBA)
カリキュラム
カリキュラムは、経営を支援する会計専門家に必要とされる経営管理会計の知識修得を目指す「座学」90時間、経営管理に必要な知識と実際の経営アドバイスに活用する能力を養成する「実習」45時間相当、実習の成果(コンサルティング・レポート)を発表しフィードバックを受けることで経営指導能力の向上をはかる「報告会」30時間から構成されています。
座 学
コンサルティング
実習報告会
EMBA取得
- ・経済社会と会計
- ・組織と会計
- ・ファイナンスと会計
- ・戦略と会計
- ・コーチングと会計
- ・コンサルティングと会計 他
座学カリキュラム
座学カリキュラム
経済社会と会計
経営者や組織運営者が直面する本質的ジレンマを中心に、会計専門家が経営管理システムの設計・運用を通じてどのように組織の理想実現に貢献できるか。管理会計学における近年の議論を紹介しながらグループワークを通じて理解を深める。
組織と会計
経営会計専門家は、管理会計制度の基礎となる組織制度の設計と運営に対して適切な助言を与えられなければならない。組織と会計をめぐるさまざまな論点を取り上げながら、組織における会計の役割の理解を深める。
ファイナンスと会計
企業経営を行う上で、経営者は、研究開発(R&D)投資や、企業買収(M&A)投資などの各種の重大な意思決定を行わなければならない。このような重大な意思決定に関連する問題を理解するため、「ファイナンス理論」の基礎と「資本予算」について学び、実務的にどのように活用できるか議論する。
戦略と会計
戦略経営のための組織的な経営管理制度として、中期計画や戦略的データ分析はもちろん、戦略経営に適さないともされる予算管理制度も取り上げ、その構造的な設計から運用方法までを検討。戦略経営における管理会計についての理解を深める。
コーチングと会計
21世紀の豊かな知識社会の組織管理スタイルにおいて、これまでになくコーチング能力の重要性が高まっている。この講習では経営アドバイスを行う会計専門家に必要とされるコーチング能力について、実践につながる知識と理論の理解をはかる。
コンサルティングと会計 他
業界特性や企業規模に応じたコンサルティング実務の要点を外観。コンサルティング先企業・組織の現状把握や経営課題の抽出、課題解決策の探索・検討・選択、解決策の適用方法の開発などコンサルティング実習に向けた実践的知識を修得する。
コンサルティング実習
コンサルティング
実習
受講生は中小企業や非営利組織の経営に何らかの形で関わった実務経験があることを前提に、実践さながらのコンサルティング実習を設計。3名ずつのコンサルティングチームを編成し、紹介するコンサルティング先企業の経営を分析して課題を抽出します。その後、座学で学んだ知識とお互いの経験や知見を結集して解決策を考え、経営者の前で発表。その成果報告に対して、専門的知識を保有した指導員会がフィードバックを行い、実践能力の向上をはかります。

